今年の入試結果を掲載して以来何もできておらず、あっという間にGWに突入してしまいました。すみません。

さて、今年の大学入試結果と書いていますが、都立高でも入試結果のホームページへの掲載が早い学校と遅い学校があります。今年も都立高勢の大学入試結果を集約して掲載しようとして4月中ずっと各校のHPで発表されるのを待っていましたが、判明しているのは一部のみです。毎年結果報告が早いのは、西、国立です。西は3/10の東大、京大の合格発表があると、すぐに国公立の結果を出してきましたが、ホームページが変わった今年は少し遅かったですね。それでも都立高の中では最速でした。4月28日時点でホームページに今年の大学入試結果が掲載されているのは、進学指導重点校、進学指導特別推進校、中高一貫校全19校のうち、西、国立、戸山、国分寺、駒場、小松川、富士の7校のみです。

掲載が遅い学校でも、見学会や説明会が始まる夏休みまでには掲載されるものですが、いつまで待っても掲載されない学校もあります。進学実績だけが高校選択の観点ではないと思っているのかもしれませんが、進学先選択の重要な指標のひとつなので、結果が出たらすぐに掲載してほしいものです。

例年同様、東京一工と国公立の合格者数です。
過去5年の推移も併せて掲載します。
2022年の国公立の数字が入っているところがHPに今年の合格者数の掲載があるところで、その他は週刊サンデー毎日4月15日号からの転載です。
*( )内は現役数
*〇:進学指導重点校 ●:進学指導特別推進校 ◎:併設型中高一貫校


〈2018-2022東京一工/国公立合格実績推移〉

2022 2021 2020 2019 2018
東京一工 国公立 東京一工 国公立 東京一工 国公立 東京一工 国公立 東京一工 国公立
日比谷 93 103(78) 235(172) 72(49) 214(148) 79(50) 188(118) 89(56) 211(136)
西 82(49) 203(117) 71(44) 192(116) 63(32) 195(109) 58(34) 181(105) 54(27) 190(106)
国立 70(47) 191(135) 65(50) 213(151) 81(49) 224(141) 81(38) 214(117) 68(27) 195(93)
戸山 36(31) 175(142) 34(27) 198(145) 35(25) 183(139) 38(25) 207(152) 32(19) 175(115)
八王子東 17 18(14) 156(112) 24(11) 158(92) 24(15) 149(92) 17(13) 156(114)
立川 18 23(13) 164(122) 16(12) 137(85) 18(13) 136(90) 23(13) 140(90)
青山 27 32(21) 143(110) 21(15) 111(76) 31(19) 146(98) 26(19) 129(99)
国分寺 9(6) 128(104) 6(5) 132(107) 9(5) 153(108) 6(4) 108(89) 8(4) 129(100)
新宿 16 10(9) 123(105) 21(16) 111(91) 12(9) 120(89) 17(7) 103(79)
小山台 10 11(7) 132(105) 8(2) 117(86) 3(2) 103(77) 6(1) 100(75)
駒場 3(2) 66(56) 4(4) 73(66) 8(6) 93(66) 4(2) 72(48)
町田 4 0 66(58) 3(3) 53(45) 1(1) 55(44) 1(0) 64(55)
国際 4 3(1) 25(22) 0 23(22) 1(1) 23(21) 0 24(16)
小松川 2(2) 92(86) 3 73 0 63(54) 5(4) 68(58) 1(0) 76(73)
武蔵 24 32(28) 103(82) 19'(15) 85(71) 30(23) 89(72) 21(19) 77(64)
両国 13 7(4) 68(59) 18(16) 81(70) 12(12) 75(64) 17(12) 76(60)
白鴎 7 6(5) 73(63) 6(4) 72(58) 7(5) 49(44) 13(12) 60(59)
富士 7(6) 47(40) 6(2) 51(39) 7(6) 43(35) 4(4) 45(32) 6(1) 51(43)
大泉 5(5) 48(43) 13(12) 64(57) 12(8) 49(40) 8(8) 33(26) 3(3) 45(35)


〈2018-2022東京一工合格実績推移〉

2018-2022都立高校東京一工合格者数推移_20220430


ここ数年は日比谷が東大合格者数トップ10の常連になっており、東京一工でも日比谷が圧倒しています。ここに医学部医学科の数字も加えたら日比谷が都立で独り勝ちなのはもちろん、高校募集のみの学校では日本一の進学実績でしょう。都立入試の改悪が続くなかでも、一学区制である限り都内の中学の優等生が集まり、この傾向が続くのだろうなと思います。
西が久しぶりに東京一工で80人超え、国公立で200人超えとなりました。学風が似ている京大への進学が東日本では1位と多いのをはじめ地方の国公立への進学も多いですが、4割以上が浪人というのも相変わらずです。その一方で、今年の高校入試では女子が増えましたので、3年後の数字がどう出るのか気になるところです。
国立も地方の国公立への進学も多いですが、一橋、東工の合格者数が多いのも特徴です。

その他の学校についてはまだ各校のHPで発表されていないのでコメントできないですが、発表されているなかでは小松川が国公立92人と躍進しています。進学指導推進校から進学指導特別推進校に格上げされて3年目ですが、成果を出し続けているのはすごいですね。

GW中で比較的親も時間があると思います。
受験に向け、行きたい高校(志望校)、行ってもいい高校(併願候補)の候補を探す、各校の学校見学会や説明会、オープンキャンパスの予定を確認する、英検や漢検の受検予定を押さえる(併願優遇で役に立ちます。既に中学校の準会場受検は申込が終わっているかもしれませんが、個人受検は間に合います)、模試の日程を確認する、など準備しておくことはたくさんありますので、時間のあるときにネットで確認しておいてください。

過去記事のリンクを貼っておきます。参考にしてください。

119 年間スケジュールを知っておく


相変わらず頻繁な更新はできませんが、今年もしかるべきタイミングで情報発信してまいります。