本日、東京都から都立高の来年度の募集人員が発表されました。
既に学校説明会が実施された学校もあり、そこでは募集要項として発表、説明があったものと思われます。

以前から気にしていたのは、今年から考慮されたインフルエンザ等罹患者への対応ですが、これを見ると、普通科では全校で1名ということです。つまり、インフルエンザ等で一次・分割前期日程を受検できなかった生徒への救済として各校1名分を二次募集、分割後期に確保するということになりますが、トップ校、二番手校、三番手校などではもともと多めに合格者を出しているので、「1名」であればほとんど影響ないと思われます。複数名となると入試に影響があるなあと思っていたのですが杞憂でした。
(10/13追記)インフルエンザ等罹患者への対応ですが、各校の募集人員を見ると必ずしも前期から後期に振り替えたというわけではなさそうです。新聞では各校の推薦/一般別の募集人員が公表されていましたが、西や国立を見る限り、推薦の募集人員を減らし、前後期の一般入試の募集人員を確保しているようです。そうなると、一般入試ではまったく変化はないわけですが、推薦入試の倍率には結構な影響が出ます。

説明会はネット予約が普及してきているせいか、人気校はどこも事前予約でいっぱいになっているようです。志望校の候補と考えている学校には、親子で説明会に参加して、入試結果や先生、生徒に触れ、それぞれ意思を固めるのに活用したいわけですが、こうも人気だと必要とすべき情報も十分得られず残念なかんじです。説明会の日程はどこも複数あるのですが、さらに多くの日程を用意できるよう各校には検討いただけるとよいなあと思います。先生や生徒の皆さんには大変なお手数をかけますが、説明会に参加せずには志望するのも難しいし、仮に志望してもアンマッチがあって入学後に不幸になってもよくないです。何とか工夫できないものでしょうか。

10月も半ばになってきました。
私立も含め志望校候補の説明会への参加はもちろん、模試を受験できる機会も限られてくるので忘れずに受験して、ある程度希望の持てる合否判定や目標とする偏差値を確保できるようにしましょう。目標感がわからなければ、塾に行かれているかたは塾の先生に聞きましょう。私立校の説明会でも個別相談などされるとよいと思います。併願校の確保にどの程度の偏差値が必要かは把握しておきたいです。

ある程度志望校が固まってきたら、特に自校作成校は過去問を入手して解き始めてもよいと思います。現時点ではたぶんボロボロだと思いますが、今の自分の位置を知ることで、このあとの勉強の仕方を見直したり、動機づけにもなると思います。直前期に初見の問題を解いて合格点に達しているか確認する必要があるので全部解いちゃってはダメですが。


都立西高等学校(平成30年度) (高校別入試問題集シリーズ)
都立国立高等学校(平成30年度) (高校別入試問題集シリーズ)
都立立川高等学校(平成30年度) (高校別入試問題集シリーズ)
都立八王子東高等学校(平成30年度) (高校別入試問題集シリーズ)
東京都立高校 7年間スーパー過去問 平成30年度用