私立高の入試要項は早いところは1学期から発表されており、説明会でも既に配布されている学校もありますが、10月5日に、東京都が取りまとめた情報が発信されています。

募集人員や入試日程の一覧がPDFでダウンロードできます。
これを見る限り、各校の入試日程もほとんど変更なさそうですが、募集人員、願書締切日、入試日、試験科目、合格発表日、手続締切日だけの情報で、詳細は各校の募集要項を見ないと何とも…というものです。

ただ、既に併願候補を絞り込んでいるかたは詳細まで把握されているかもしれませんが、そうでないかたにとっては、この資料は情報を一覧できるので有効です。
特に都立高併願者が気にすべきは、「募集区分」にある「*」と、一番右にある「併願者の特例取扱い」です。

「*」は、併願優遇があるところです。併願優遇の基準や内容は各校のHPや募集要項でないと確認できませんが、とりあえず何らかの併願優遇があるということはわかります。

また、「併願者の特例取扱い」のA~Fの表示は、入学手続をいつまで待ってもらえるのかを示しています。

A 入学手続締切日が、都立高等学校合格発表日以降(都立高等学校受験者の申し出により入学手続を待つ学校を含む。)
B 都立高等学校合格発表日前に全額納付手続をさせるが、都立高等学校受験者の申し出により全額を返還する。
C 都立高等学校合格発表日前に全額納付手続をさせるが、都立高等学校受験者の申し出により一部を返還する。
D 都立高等学校合格発表日前に一部納付手続をさせるが、都立高等学校受験者の申し出により全額を返還する。
E 都立高等学校合格発表日前に一部納付手続をさせるが、都立高等学校受験者の申し出により一部を返還する。
F 都立高等学校合格発表日前に一部納付手続をさせ、返還しない。

(東京都HPより転載)

一部記号が書かれていないところもありますが、トップ校受験者のチャレンジ校や実力相応校となる開成や豊島岡女子、國學院久我山などの難関進学校、早慶、MARCHなどの難関付属校は都立高の合格発表前に入学金などの一時金の支払が必要だったり、入学納付金全額の一旦の納付(その後返還)が必要だったりします。
トップ校や二番手校の併願校、滑り止め校では、多摩地区でいうと帝京大学や八王子、錦城などがありますが、延納手続が必要な場合もありますが、基本的には都立高の合格発表までは手続を待ってくれるので、お金を無駄にすることはありません。

夏の間に併願校候補を探し切れなかったかたは、このあたりの情報を参考に再度候補を絞り込み、学校説明会に足を運んでいただければと思います。


都立西高等学校(平成30年度) (高校別入試問題集シリーズ)
都立国立高等学校(平成30年度) (高校別入試問題集シリーズ)
都立立川高等学校(平成30年度) (高校別入試問題集シリーズ)
都立八王子東高等学校(平成30年度) (高校別入試問題集シリーズ)
東京都立高校 7年間スーパー過去問 平成30年度用